本当は、怖いクリスマスの真実
年末のビッグイベントといえばクリスマス。
街中クリスマス一色に染まります。
ところで、皆さんは、クリスマスの由来などを
詳しく知っているでしょうか?
大半の人が、イエス・キリストの誕生を祝う祭
りだと思っていますよね。
本当にそうなのでしょうか。
掘り下げてみましょう。
クリスマスは、イエス・キリストの誕生日ではなかった
クリスマスは、イブにチキンやケーキを食べて
クリスマスプレゼントを楽しみにに眠りにつく
楽しい日ですよね。
敬虔なクリスチャンにとっては、大事なイエス
様の誕生日を祝う重要な行事です。
一般的には、クリスマスは、イエス・キリスト
の誕生を祝う祭りとされています。
そんな訳で、キリスト教の祭典とされています
が、実は、そうじゃなかったんですね。
そう、聖書の中に、12月25日なんて誕生日
は、記されていません。
えっ!と驚く人も居るでしょう。恐らく大半の
キリスト教徒さえ、12月25日は、イエス・
キリストの誕生日だと、なんの疑いもなく信じ
ているのではないでしょうか。
イエス・キリストの誕生を伺わせる記述は、ル
カによる福音書2章の8節~にあります。
簡単に略して書くと「羊飼いたちが野宿して羊
を夜通し番をしていると、主の天使が近づき、
周囲を照らした。そして、今日救いの主が生ま
れる。この方こそメシアであると告げた。」
と、イエスの誕生を思わせる記述があります。
この他にも、聖母マリアの懐妊は、BC3年の
12月の4週目。その280日後は、翌BC2
年の9月29日前後なので、どうやら誕生日は
12月25日ではない様です。
それじゃ、12月25日って何の日?
それは、実に複雑な、様々な宗教が絡み合った
日にちだったのです。
まずは、古代ローマでは、12月25日は、ミ
トラ教のミトラスを祝う日。
この神様は、元々、BC1500年~のインド
系のバラモン教の神、アーディティヤ神群の一
柱です。こちらは「ミトラ」です。
ゾロアスター教にも出てくる神で太陽神です。
古代ローマは、元々は、ローマ神話やミトラ教
などの多神教国家です。
そしてクリスマスのどんちゃん騒ぎの由来は、
12月17日~23日までのサトゥルナーリア
祭の名残。こちらは、農耕神サトゥルヌスを祝
う祭りだったそうです。
キリスト教が、ローマの国教になったから、以
前からあった風習が融合したのが、クリスマス
です。
因みにこの行事の神「サトゥルヌス」は、英語
読みでは「サターン」土星の守護神です。
ギリシャ神話の「クロノス」と同一視されてい
ます。
この神様、石像がバチカン美術館に保存されて
いるのですが、佇まいが尋常じゃないくらい怖
い御姿です。
正直、見ていて怖い。とてもクリスマスの楽し
さとは、相いれない姿です。
そして、サトゥルヌスは、ギリシャ神話では、
生まれてくる我が子に殺されると思い、5人の
我が子を飲み込んだ怖い神様です。
キリスト教の神智学では、サトゥルヌスは、
「サタン」と同一視しているそうです。
ん~、なんだか怪しい雰囲気です。
因みに、初めてクリスマスをキリスト教的なも
のにしたのは、西暦313年に、キリスト教を
ローマ帝国が公認した後です。
キリスト教がローマ帝国の国教になった後、西
暦354年、ローマ司祭リベリウスが、キリス
ト教の布教拡大を狙って、12月25日をイエ
ス・キリストの誕生日にしたそうです。
どうやら、12月25日は、イエス・キリスト
の誕生日じゃないようです。
サンタさんは、実は怖い存在だった?!
子供たちがプレゼントを楽しみにしているサン
タさん。今では、すっかり良い御爺さんという
雰囲気が定着しています。
あの赤い服は、割と近代のことで、あのコカコ
ーラ社が、宣伝の為に導入したのが始まりだそ
うです。
ところで、クリスマスに付き物のサンタさん。
この正体を知っている人は、すくないのではな
いでしょうか。
サンタさんの起源とされるのは、キリスト教だ
と西暦270年頃の聖ニコラウスの伝承です。
聖ニコラウスは、ある時、貧しい家で売られそ
うになっている女の子を助けるために、煙突に
金貨を投げ入れ、たまたま乾していた靴下に入
り、売られずに済んだという話しで、子供の守
護神になったという暖かい物語です。
それと、もう一つは、たまたま聖ニコラウスが
肉屋で塩漬けにされた3人の子供の肉をみつけ
蘇らせたという、ちょっとグロイ話し。
二つ目の話しは、普通の日本人なら「え~」と
なる話しかもしれませんが、外国では「人」の
肉を食うのは珍しい事ではありませんでした。
隣の国、中国では「人肉食」に関する文献は、
かなり多くあり、肉屋で人の肉がうられている
事は普通で、子供や女性は高かったそうです。
それも、近代まで続いていたとか・・・
気持ち悪くなるので、人食いの話しは、このく
らいにしておいて、サンタの話題に戻しましょ
う。
クリスマスは、イエス・キリストの誕生日では
無い事は、前章で書きました。
なぜ、12月25日を別な宗教の祭りとゴッチ
ャにしたりするのかと言えば、キリスト教を広
く布教するためです。
ローマ帝国でさえ、元々違う宗教の祭りをあた
あかもイエス・キリストの誕生日に挿げ替えた
くらいです。
拡大するローマ帝国に支配されていく異民族の
土着宗教がキリスト教に融合されていくのは、
必然といえました。
ゲルマン地方では、ドルイド教などのケルトの
宗教がありました。
その名残として、冬至に木に生贄を吊るす儀式
や、ワイルドハントという悪霊達が大暴れする
時期に、太い丸太に飾りを付けて暖炉にくべて
悪霊が通り過ぎるのをやり過ごす儀式が、現在
のクリスマスツリーやブッシュドノエルという
ケーキの原型になりました。
ワイルドハントは、日本では百鬼夜行みたいな
もの。出会うと異界に連れていかれます。
だから、この時期になると皆、家に閉じこもっ
て嵐が過ぎ去るのを待っていたそうです。
そして、サンタさんの様なに家々を訪れるモノ
が居ました。
それは、良い子には、褒美をくれるけど悪い子
は、さらっていって腹を裂き石を詰めて井戸に
沈める「クランプス」や「ペルヒタ」といった
化け物です。
その容貌は、ツノが生え、口が裂け牙をむき出
しにし、恐ろしい形相でヤギやヒツジの皮を被
って、おどろおどろしい姿でした。
日本で言えば、秋田の「なまはげ」みたいな存
在でしょうか。
「悪い子は、いねが~!」と、家々を巡り、子
供が、それを見ると本気で泣き叫ぶと言う祭り
です。
そう考えると、キリスト教は、手を変え品を変
え様々な方法で世界中に広まっていったと思う
と、怖い気もします。
これがサンタさんの原型になっている様です。
と、現代の商業ベースで広められているサンタ
さんのイメージとは、全然違うものですが、ヨ
ーロッパのクリスマスカードには、この怖いサ
ンタさんも頻繁に登場しています。
今の日本のクリスマスやサンタは、アメリカが
ベースになっています。
ところで、サンタさん。一文字入れ替えると違
うものになってしまいます。
SANTA→SATAN
日本語でも、サンタ→サタン
何だか怖いですね。何か、陰謀めいたものを感
じてしまいます。
色んな宗教がミックスしていた
キリスト教は、元々ユダヤ教の一派です。
ヤハウェイを唯一神としながら元々は、ウガリ
ット神話をベースにしているので本来は、多神
教です(旧約聖書の元になっている説)
そもそも、一神教と言われるキリスト教ですが
神と子と聖霊のみ名において・・・と言われる
くらいですから、神様チックなものが混然とし
ています。
まあ、ベースがウガリット神話ですから無理は
無い話しです。
ウガリット神話は、シュメール神話をベースに
していると思います。
そして、イエス・キリストは、元々ユダヤ教の
一派でした。キリスト教は、イエスの弟子達が
イエスを神の生まれ変わりとして広げていった
宗教です。
ユダヤ教は、ユダヤ人が、やれエジプトだ、バ
ビロンだと捕囚されていたので、その土地その
土地の宗教に影響されていたことは、疑う余地
もありません。
そして、ローマ帝国は、インドのミスラ神を主
にするミトラ教で、多神教です。
勢力を拡大するキリスト教を国教にした、ロー
マ皇帝コンスタンティヌス1世は、洗礼を受け
ずミトラ教の大神官のままだったといいます。
ミトラ教は、インドの古代宗教、聖典リグ・ヴ
ェーダに登場する神様を用いています。
リグ・ヴェーダは、BC1500~1000年
に編纂されたという、かなり古い宗教です。
世界最古の宗教といわれるゾロアスター教にも
ミトラ神は、登場しています。
このミトラ神は、仏教でマイトレーヤとなり、
日本では、弥勒菩薩として伝わっています。
ちなみに、ウガリット神話のバアル神は、日本
では、牛頭天皇(ごずてんのう)またの名をス
サノオとして荒ぶる神として伝わってます。
キリスト教で出てくる堕天使ルシファーは、日
本なら国常立尊といったところでしょうか。
なんだか、宗教の原点をたどっていくと、一つ
の宗教になるんじゃないかと思います。
文字や壁画といった「記録」が無いと解りにく
いのですが、日本の自然崇拝、磐座(いわくら)
信仰なども、かなり古い宗教の一つです。
(恐らく世界最古級)
面白い事は、各地域に古い宗教を持ちながら、
現代では、12月25日にクリスマスを祝うの
が、世界共通なことです。
「八百万の神」がいる日本なら、外国の神が一
柱や二柱増えたところで、寛容に受け入れ溶け
込んでしまうのですが、世界中が、意図的に創
造された祝日を祝うのは、奇妙だと思うのは、
私だけでしょうか。
旧約聖書のエレミヤ書では、こう言っています
「異邦の人の道に習ってはならない」
そう言いつつ、原点が古い多神教をベースにし
たユダヤ教から発生したキリスト教。
すでに、クリスマスで異邦の道に習ってしまっ
ているのは、これ如何に。
「清し、この夜♪」なんだか嘘っぽく思える。
なんだか、ゴチャゴチャで解らなくなってきま
した。
仕掛けれらている罠
ニムロッド(ニムロド、ニムロデ)という人を
御存じでしょうか。
旧約聖書の10章に登場し、クシュの息子で、
その父は、ハム。その父は、ノアと記されてい
ます。
かの有名なバベルの塔を考案した人です。
因みに、彼の誕生日は、12月25日とされて
います。
おっと、怪しい雰囲気が漂ってきました。
この人は、バビロンの神ターンムズの生まれ変
わりとか、ウガリット神話のバアル神の化身と
言われ=悪魔とされています。
ウガリット神話は、シュメール神話のカナンの
地で広まったと思われるものです。文字が刻ま
れた粘土板が出土しています。
バベルの塔の話しは、有名ですね。
神の世界へ届く塔を作ろうとしたら、神の怒り
に触れてぶっこわされて、人々は、各地にバラ
バラにされて言葉も違う世界になっちゃったと
いうやつですね。
ニムロッドは、初めて「神」に反逆した者とし
て悪魔の烙印を押されました。
クリスマスは、様々な土着の宗教を取り込みな
がら陰では、悪魔を祝う祭りだったんですね。
表面的には、楽しいお祭りでも、実際は祟り神
を鎮める祭りだったりは、日本でもあります。
しかし、クリスマスは、地球規模で宗教の枠を
超えた一大イベントです。
それも、現在の形になったのは、割と近代のこ
とです。
もしかすると、現代でも古代の密教、悪魔崇拝
が密かに息づき、生贄の儀式をしているのかも
しれませんよ。
生贄の儀式は、カニバリズム(人肉食)が訛っ
てカーニバルになったのかもしれません。
あと、陰謀論てきな話しだと、有名なイルミナ
ティーやフリーメーソン、悪魔と契約している
人たちの企みで、世界が「悪魔」を祝う様に仕
向けられている。
悪魔は、人知れず人の心に入ってきます。
そんな風に考えると、クリスマスも奥が深く怪
しい儀式に感じるかもしれません。
まとめ
日本では、古来より怨霊や鬼を祭る寺社がたく
さんありますし、それらを鎮める祭りも多く残
されています。
「悪魔」=悪い物というのが世界の常識ですが
日本では、悪魔も神様の一員。荒ぶる神も神な
ので祀るのがごく自然な考えです。
クリスマスは、そうした荒ぶる神を鎮める祭り
だとするなら、それはそれで良いのかなと思う
けど、我々が知らない世界で、密かに陰謀が画
策されているとしたら、ちょっと嫌ですね。
何が、真実かは、神のみぞ知る。
クリスマスを祝う時には、その歴史的背景にも
思いを馳せてみては、いかがでしょうか。